食べ物で子どもの体はできている

乳幼児食

毎日の食生活(献立やこの調理法で栄養はしっかり摂れているのか?など)について悩んでいませんか?日々、育児やお仕事をしていたら食のことを考えるのは忙しいお母さんにとって中々大変ですよね。

でも長い目でみれば、子ども時代はほんの十数年です。

たった5年間ではありますが、ここで、ひとり娘を育てきた私の食育についてお伝えしていきたいと思います。

 

必要な年齢に必要な栄養を摂り、その重要性を知る!

 

ヒトの脳は、妊娠後期の3ヵ月から2歳までに、爆発的に大きく成長するそうです。その後6歳までに脳神経の9割が完成します。生後すぐに栄養を与えると、早産児の発達にプラスの影響を及ぼすことが明らかとなったそうです。ということは、脳の発達の重要な期間における食事は、子どもの将来に多いに影響を与えると考えてもいいでしょう。

その事から、この時期に毎日の食事から、脳をつくる材料になる食材や脳の働きをよくする食材を十分にとることを心がけたいです。

ヒト脳は、水分を除くと50パーセントが脂質です。子どもの脳は毎日成長し大きくなるので、必要な脂質の量も多くなります。欠かせないのが必須脂肪酸です。必須脂肪酸とは、体内で合成されないので、食物から摂らなければならない脂肪酸のことです。

ただ、脂肪は大きく分けると「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。

「飽和脂肪酸」が多く含れる食品としては、脂身の多い肉、カップラーメン、鶏皮、生クリーム、バター、チョコレートになります。

「不飽和脂肪酸」には、オメガ3とオメガ6の必須脂肪酸があります。

オメガ3の代表:•EPA(エイコサペンタエン酸)•DHA(ドコサヘキサエン酸)•α−リノレン酸

オメガ6の代表:リノール酸  (コーン油、ダイズ油、ベニバナ油、ヒマワリ油などの植物油に多く含まれます。)

必須脂肪酸の不足した子どもは学習障害になりやすく、母乳で育てられた子どもは、粉ミルクで育てられた子どもにくらべ、IQが高くなるようです。母乳は粉ミルクにくらべ必須脂肪酸が多く含まれるからと考えられます。ただ、母乳育児できない人もいるわけで(わたしもそのひとりです。)、粉ミルクにもDHAが豊富なものもあります。そのDHA豊富な粉ミルクを与え続けることもIQのアップに効果的です。更に、母親が妊娠中にオメガ3をサプリメントで摂取することもひとつの方法としてあげられます。

必須脂肪酸は、一生を通して重要なものと考えているので、わたしの娘には3歳になる前からDHAの豊富なサプリメントを食べさせています。(飲むことはまだチャレンジしていません。)

 

朝の食事はどんなものを食べると集中力は続くか?

子どもが考える頭脳を維持することができ、論理的に考えて、正常な判断に基づいて行動が起こせるようにするためには、「食」がとても影響してくると考えます。

特に、一日を左右する朝の食事での子どもの血糖を安定させる供給の仕方が重要です。人間のエネルギー源となるブドウ糖を脳に安定して供給しなければなりません。そのため、食べてから血糖値をゆっくりと上昇させるような食べ物が適しているでしょう。そのような食べ物ことを、「スローカーボ」(カーボとは糖質という意味です。)といいます。逆に、血糖値を急激に上昇させてしまいやすい食べ物のこと「クイックカーボ」といいます。

「スローカーボ」の食べ物とは野菜、きのこ類、海藻類、大豆などの豆類、魚介類、玄米などがあげられ、ゆっくりと時間をかけてブドウ糖になる食べ物のことであり、緩やかに長時間ブドウ糖を摂取できるのです。

一方、「クイックカーボ」の食べ物とは、白パン、菓子パン、ベーグル、シリアル、白米、コーラなどあげられ、血糖値を急激に上昇させてしまいます。更に急激に上昇させたあとに血糖値の下がるスピードも早いのです。ブドウ糖が少なくなると、子どもが元気がなくなり、疲労、イライラ、めまい、不眠、攻撃性、集中力の欠如、うつに繋がりやすくなります。多すぎても、心が安定せず、落ち着きをなくしやすいようです。

例えば、朝の食事に白米や白パンや甘いシリアルを食べるとすると、いずれも「クイックカーボ」なので血糖値は急激に上がり、すぐに元気になれます。しかし3時間ほどで血糖値が下がり、エネルギー不足になりやすいのです。お昼の食事の時間まで元気や集中力を持たせてあげたいですよね。そのためには、前に挙げてきた「スローカーボ」を食べさせてあげることです。

わたしの娘にはしっかり咀嚼できるようになってきた3歳頃から完全に玄米に切り替えました。それ以前にも白米と玄米を半々にし与えていましたので抵抗なく食べています。風邪ひとつひかずに毎日元気に幼稚園に通っています。年少児は皆勤賞をいただきました。

まとめ

「子どもの体は食べ物でできている」という言葉を信じここまで娘を育ててきました。ワーキングママ、ワンオペ育児のわたしですが、子どものことを一番に考え更に食生活に重点を置いて生活してきました。わたし自身不安定な時もありますが、娘はいつでも冷静に話を聞いてくれています。自分の考えもわたしに伝えようとお話をしてくれます。そんな娘には、未だに自然ではないお砂糖は与えていません。おやつに関しても、ナッツ類や種子、素材の味を活かしたものなどを、与えています。普段からの食べるものにブレがないからなのか、何にでも意欲的で全力投球です。

子どもが落ち着きがない、これで大丈夫なのかな、などの心配事は、人それぞれ違うものの、どのお母様も悩みは少なからず抱えているものではないでしょうか。そんな時は、ひとつの解決案として食生活を見直してみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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