乳幼児からの生活習慣ー記憶力と集中力が上がる寝方ー

乳幼児生活リズム

90%の子どもが夜間に10〜11時間の睡眠を取り、2歳半〜6歳まで同じ睡眠時間を保っています。子どもは不足した睡眠を補わない傾向があるため、毎晩十分な睡眠を取ることが重要です。睡眠時間が1時間足りないという睡眠損失が言語獲得と記憶力を損なうと言われているそうです。そこで睡眠の重要性や睡眠の導入法をご紹介していきます。

 

睡眠は脳も心も体も育てる

 

しっかりと休息する赤ちゃんは「記憶力」「集中力」「適応力」が育ち、「ストレス」「かんしゃく」「ぐずり」が少なくなります。産後すぐから始められる最良の子育て方法のひとつは「日中に赤ちゃんを長時間目覚めたままにしないこと」新米ママパパは、赤ちゃんの眠りたいサインをうっかり見過ごして、刺激の強い環境にさらしてしまいやすいです。

 

赤ちゃんは、疲れたとき以外にも眠くなります。でも睡眠をつかさどる体のバイオリズムは、覚醒の度合いをへらすだけで、赤ちゃんを確実に睡眠に導くわけではありません。だから、赤ちゃんには眠るお手伝いが必要です。赤ちゃんが眠りたいときに、眠りやすい環境(薄暗い照明、ベッドの工夫、散歩など)を整えてあげましょう。

 

生後6ヶ月ごろから、徐々にかける手を減らして、赤ちゃんに自力で寝てもらう練習をしていきましょう。

 

•目を覚ましたとき、かまうまでに少し待つ

•熟睡してからではなく、眠い状態でベッドに運ぶ

•独立した部屋で寝かせる

 

さまざまな研究から、この3つが赤ちゃんの自然な眠りに役立つことがわかってきているようです。

 

 

「昼寝」が頭も心も発達させる

 

昼寝は幼少期の学習をサポートします。子供の短期記憶(比較的短い時間保持される記憶のこと)には限りがあり、睡眠によって記憶の固定が促されるのです。よって「昼寝」をしたほうが「記憶力」が上がるのです。

 

就寝時刻についてですが、早くても遅くても毎日同じ時間に寝ている子どもは問題行動が少ないそうです。就寝時刻が不安定な時期が長引くほど問題行動は悪化します。ただし7歳までに時刻が安定すれば改善するようです。

 

「睡眠時間が1時間足りていないだけで語彙力テストで低スコアを出すリスクが増加する」という結果もでていることから、睡眠損失が言語獲得と記憶力を損なわれるとも言われています。

 

子どもがやることを「見える」ようにする

 

「早く寝なさい」では子どもは寝ないのです。

「やることリスト」をつくって寝る前のルールをはっきりさせれば良いのです。

効率的なリストをつくるためには、子どもと一緒に考えることだそうです。リスト作成のプロセスを共有することで、子供のやる気を高めます。

①子どもとリスト内容の項目を考える

「寝る前に何をするの?」と子どもに質問して、すべての作業を説明させ、メモをと取り、項目を7つ以下に絞り込む。(小さい子どもなら、3つでOK。例えば、「おふろ、パジャマ、えほん。」)

 

②すべての作業を「絵」か「写真」にする。

子どもに絵を描かせるか、支度をする子どもの姿を写真に撮り、それらを順番に切り貼りして1枚のポスターに仕上げます。

文字やチェックボックス、ご褒美シールを貼るスペースは不要。報酬はやる気を短期的にしか高めません。

 

③あとは子供にリストを管理してもらいます。

子どもが慣れてきたら、親が直接指示を出す代わりに、リストに導いてもらいます。5歳未満の子どもなら、親子で確かめながら順番に進めましょう。

 

*一日のスケジュールを親子で立て、共有していくと、子ども自身もスケジュールを意識してくれるので生活のリズムが整いやすくお母様の不平不満な気持ちは軽減されていくのはないかと思います。

まとめ

保育士の先生からのアドバイスです。

昼寝は昼食直後に。子どもを寝かせて、両脚、つま先、両手、両腕をストレッチをし、穏やかな自然の音をBGMに流す。背中をさすってあげる。それでも寝ない場合は、ベッドで本を読んだり静かに遊んだりさせましょう。とおっしゃっていました。

因みに、もうすぐ5歳になる私の娘は、赤ちゃんの頃からいまでも仕上げ磨きをしてる途中か頭皮マッサージをしてる途中に眠ってしまいます。

就寝前のルーティーンを決めてあげると子どもは睡眠の導入へのリズムをつかみやすくなるので、早く眠れる最良の方法のひとつなのかもしれませんね。

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